神流町恐竜センター(旧 中里村恐竜センター)は、インタラクティブ的教育性を向上させるために立案した 『エデュケーショナル・プロジェクト』に基づき大規模な改装を行い、2003年3月にリニューアルオープンしました。
このプロジェクトには、ココロも立案時より参加させていただき、ロボットシアターなどの展示物製作、キャプションや解説パネルの刷新、 ガイドブックの発行など、総合的にお手伝いさせていただきました。
館の研究者や監修の先生方、村役場の方々と協力して創りあげていく過程をご紹介します。
地域全体を組み込んだ計画の立案には、幾度も話し合いを重ね、納得のいく内容になるまで何回も内容を詰めていきます。改装する箇所や展示の内容など、現場を見ながら、またご予算に合わせて最良のアイディアを選択します。
テーマや概要などの骨子が決まり、次にその表現方法の詳細を決めていきます。
シアターの制作では、監修の先生の指導を受けながら、学術的にも正確で、またエンターテイメントとしても見応えのある内容へと磨き上げていきます。15分に及ぶシナリオや演出プラン、検証用の模型などを製作し、具体的な内容が決まっていきます。
シアターを構成する大小様々な恐竜ロボットたちが作られていきます。
演出に基づいたポーズや動作を表現するために、ひとつひとつ細やかに作られます。
大掛かりな舞台装置も次々と仕上がり、仮組みしながら複雑な動きを調整していきます。
この『ライブシアター』には恐竜センターのキャラクター『サウルス君』が登場します。
施設のキャラクターを組み込み、展示に愛着とオリジナリティを組み込むことができました。
ストーリーテラーのハカセの顔は、監修の小畠郁生先生を参考にさせていただいています。
工場で作られた展示物はいったん分解され、現場に運び込まれます。
移動のレールや大型舞台装置などから慎重にセッティングし組み上げられていきます。
ロボットや装置、照明、映像や音響など、シアターを構成するすべての要素が揃い、動き、タイミングなど繊細な調整作業が続きます。
その他にも、コンセプトに基づく総括的なリニューアルとして、解説パネルやキャプション、 サインの新設やガイドブックの発行もお手伝いしています。