動作点数を多く備え、より複雑な演技を可能としながら、細身の女性のボディーラインに収まる高密度メカニズムを実現しました。外部機器次第で音声認識技術と会話エンジンを組み合わせてマンツーマンで応対する受付システムといった拡張性も備えています。接客システムは2005年に開催された『愛・地球博』で実証済みです。また、特定の人物とそっくりに製作することも可能です。
一般的に空圧駆動は油圧やサーボモーター等と比較すると、精密な制御には向かないと言われています。一方、空気圧を動力にする事により静粛性、熱、汚れが出にくい、万が一外力が加わっても柔軟に受けてメカや相手を痛めないなどのメリットも多く、また生物の自然でしなやかな動きを再現するために、ココロは空圧のメリットと精密制御を両立させる「エアサーボシステム」を開発しました。
アクトロイドは腕や上体などの大きな動きから、唇の先の微妙な突き出し動作まですべてこのエアサーボによって駆動します。アクトロイドの「リアル」さとは、見た目だけではなくこれら駆動方式へのこだわりも大きな要素となっています。